シェムリアップ近郊のトロペアントム村

カンボジアのシェムリアップ郊外トロペアントム村。
自然と動物と人間が綺麗に共存している240世帯1200人が住む村です。
そこにLOYLOYの工房はあります。
カンボジアの歴史が生んだ物作りの土台

LOYLOYの現地スタッフは、トロペアントム村に昔から住み、小さな頃は内戦時代を経験し、学ぶ事が許されませんでした。
だからこそ、自分たちで何かを創り出すという事にはたけています。
内戦後少し落ち着いてから同村では籐カゴを内職として作る仕事が生まれました。女性は、若い頃から自然と籐カゴ作り、男性は木や竹などを使い家や家具などを作る仕事と自然な流れで向き合って生活を続けてきました。
カンボジアに自生する天然素材100%

LOYLOYの製品の素材である竹や籐(ラタン)は、自分たちで採りにいくところから始まります。
籐は隣のコンポントム州に多く生息しており、その地域まで半日かけて行きます。数日間寝泊りして籐の表面の棘がついている部分をナイフで剥がします。そして、また半日かけて村まで持って帰ってきます。

竹採りはトロペアントム村、もしくは近隣の村へ行きます。
2m程の高さまで登り、程よい太さ、若すぎない竹を選び、斧を使って一本ずつ切り倒す。
このようにすべて手作業で持ち帰ります。
カンボジアの人々の確かな技術

小さな頃からそこにある素材から物を創り出す。
普段の生活から得たカンボジア農村部に住むスタッフの経験は、すでに技術として確かなものでした。
その技術を活かし、日本での生活をイメージして創り出しているものがLOYLOYの商品になります。

100%天然素材と確かな技術で作られた商品のLOYLOY。
「環境と人に優しく、日常生活の中に温もりを感じていただける商品になっている」と自信を持ってあなたのもとへお届けします。
トロペアントム村の現地スタッフ

プア(ផឿត)
担当は、籐カゴ作り。
その熟練した腕はスタッフの中でも一番。
難しいカゴ作りの際は先生役になるときもある程です。
普段は静かな性格でもくもくと仕事に取組みますが、
たまにそれまでの静かな印象とは180度変わって見事な大笑いをすることもあり、
そんなときは他スタッフもつられて笑っている中心的存在。

ルォム(រឿម)
担当は、籐カゴ作り。
籐カゴ作りの腕、ムードメイクなどバランスの取れたスタッフ。
20年近く籐カゴを作ってきているその腕は確かなもの。
困った表情も、嬉しい表情も素直に出してくれるので、
関係性を作るのに最も適した大切な存在。

リー(លិស)
担当は、籐カゴ作り。
他スタッフ同様に10年以上籐カゴ作りをしてきた腕は確かなもの。
籐の表皮を削る技術は素晴らしいものがあります。
そして、一番よく笑うリーさんはムードメイカーでもあります。

ポム(ពុម)
担当は、竹あかりと竹建築。
もともと牛車を作っていた生粋の職人。
電気を使わない道具だけでなんでも作っていたので、経験、知識ともに素晴らしいものがあります。そこに加え真面目で熱心に仕事に取り組む姿勢もあり中心的存在です。

ロン(ឡន)
担当は、竹建築。
竹建築に魅せられ、毎日が勉強になっているしやりがいがあるので絶対にこの仕事を辞めない。
と就業して二か月後には話してくれた熱い男。
竹建築に関する技術もどんどん吸収していき、ポムと同様中心的存在になっています。

イン(អីញ)
担当は、竹あかりと竹建築。
ひときわ若い18歳。
工房での仕事が始まった際、自ら何回も工房に足を運んで来てくれるので、『働く?』と聞くと二つ返事で『働きたい』と意志を伝えてくれたイン。
最初は仕事の粗さもありましたが、今はすっかり職人となり、またはにかんだ笑顔でムードメーカー的存在にもなってきています。